Monthly Archives: 10月 2014

アーケードゲームテーブルを作る その2

テーブルを考える

どうやってテーブルを作るか、家具の事なんて全然分からん。

なんとか自分で形を考えて、ホームセンターで木材をカットしてもらって、それを適当に組めば良いのかな。
まてまて、木工の素人がそんな事したら失敗するに決まってるよ。

ということで、知り合いで木工のプロで家具とか作れそうな友達に相談してみることにした。
何かスケッチがないと話が出来ないと思い書いてみたのがこれ。
04_sample

俺  「こんなテーブルを作ってほしいんだけど・・・無茶な相談ですまんね。」
友達「わかった、出来ると思う。会社で見積もりを作って後でおくるよ。」
俺  「ありがとう!」

-3ヵ月後

俺  「例の件どう?」
友達「あ、遅くなってごめん見積もり送るから」

--また3ヵ月後

俺  「それで、例の件なんだけど・・」
友達「あ、ごめんごめん見積もりね、作って送るからー」

-ぶっ飛ばすぞ。

何がいけないのか……やはりイメージ出来ないんだよな何をどうするか、詳細なスケッチとか寸法とかゲームが出来るテーブルとして機能する合理的な形を示さないと相手にしてくれないのかもなぁ。

素人なりに設計っぽいことを考える

ということで、とにかくスケッチを考えてみることにした。

初期に考えてみたのはこんな感じ。
arc_raf01

巨大変形スーパーロボ世代はこれだから困る。回転してコントローラーが出るなどやっていたら部品が多くなり耐久性にも問題もでるし、木工だけじゃ無くいろんな加工が必要になるから依頼する業者数も増えていくだろうし。

何よりテーブルとしてまともに使えること。
それに気が付いて段々シンプルな形になっていく。
arc_raf02

最終的に機材も入れたと仮定した寸法も考えて、
ちゃんと書いたのがこんな感じ。
tb_01
fin01

依頼する木工業者さんを探す

もう人間不信になっている自分的にはむしろ全然知らない人の方が良かったので、ネットで検索してオーダー家具とかを作っている職人さんにコンタクトをしてみた。
それで、スケッチを送ってみたら制作OKの返事がすぐにきた! ありがたい。

やはり、木の組み方とかいろいろあって、制作用の図面は新たに起こしてもらいました。
どんな木にするとかいろいろ相談して白っぽいけど木目が見える感じで仕上げてもらう予定に。
ほんと親切丁寧な方で、かなりイレギュラーなオーダーにも立ち向かってくれるすばらしい職人さんでした。

テーブル作りをお願いしている間にコントローラーのボタンなど発注して、木以外の部分を作る。
スティックやボタンは三和電子のものを使うことにして、その寸法に合わせて金属板をステンレス加工業者に注文する。
個人でもステンレス一枚からネットで発注できる業者さんは結構ありました。
cont01
鉄の寸法とか図面の書き方とか素人でちょっとだけ勉強が必要だったけどなんとかできた。

完成

D7K_3781

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現在はちょっとカスタマイズもして椅子を新たに作って、収納できるようにしてあります。いつかこれも詳しく説明できるかも・・。
DSC_0077
こうやって出来てみると、テーブルにはとても満足なんだけど実際プレイはあまりやらなかったりしますが……
コレクションという事なんですかね、余裕があれば別の思い出のゲームもやりたいな。

おわり

アーケードゲームテーブルを作る その1

私の少年時代

1PLAY100円という理不尽な値段設定に泣きました。
小遣いが無かった小僧にはゲームセンターはプレイするより、お兄さん方のプレイを見に行くようなものでした。

「この帰りの電車賃を使ってしまうか……」そんな風に思いながら小銭を握りしめていたわけです。
そんな少年時代にプレイ出来なかった悔しさと、アーケードゲームへの憧れを大人になってからまた思い出してしまった。
昨今エミュレーターの進歩やらなんやらで、各ゲームデバイスもダウンロード課金で「昔のゲームが出来るよー、おっさん小銭を出せー」と各社稼いでいるようですが、やはり私は少年時代に憧れた基板たちにもう一度会いたいと思っちゃうわけです。

ゲームが出来るだけじゃ満足できないんですね。
この勢いで秋葉原に行ってアーケード基板を買ってきてやる! と思ったら、通販で買えちゃいます、便利な世の中ですね。

基板を買ってみる

コレクションではあるけれど、どうせ買うならまだプレイするのに新鮮な物。当時はまりたかったゲーム。やってみたいけどガキには難しすぎてお金が足りなすぎた。そんな思い出のゲームは自分にとってなんだったかな……。
と出てきたのが「妖怪道中記」でした。当時はノーコインクリアをする人がなかなか現れなかったとか。とにかく難易度の高いゲームでした。
このゲームはお値段3万円位で手に入ります。

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さらに、これらを動かす為には電源とコントローラー、それから業務用モニターが必要だったりします。
ひとまずオークションでそれぞれ購入して試しに電源を付けてモニターに映すところまで動作確認をして問題なし。

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ちなみに、業務用モニターは家庭用モニターと信号とケーブルが違います。家庭用のモニターを使いたい場合は信号の変換機を使う事が出来ます。
今回は家庭用モニターに出力するために以下の機械を使いました。

03_monita

株式会社マイコンソフト XRGB-3
これでRGB21Pinから、Dsub15Pinや、D端子、コンポーネントなど扱いやすいものに出力できます。
ここまで動作確認してみて次に思う事はやっぱりテーブルがほしいなぁと、昔やったようなあの感じでプレイしたいよなぁ、と思うのでした。
じゃぁ、あれ買っちゃうか?
と中古の筐体を調べてみるとネット通販などで売ってるお店は何件かある……これを部屋に置いたら……うーん、なんかなー。お客とか来たら引くでしょうね、たぶんね。
一応インテリアに馴染むように出来ないかなー。
じゃあテーブルを作ればいいのかなぁ?

つづく・・・