恐山例大祭 観光メモ
前にいった秋の恐山例大祭の事を思い出しながら。
例大祭は年に2回あるわけだが、この時はイタコの口寄せなども体験できるなど、
この霊山を堪能するにはこの時期と聞いていたのでいってみることにした。
道中は気分を盛り上げる為に、寺山修司ラジオドラマ「恐山」を何度もリピート。
「人は死ねば、お山(恐山)さ行ぐ。 行きたくなくても一度はいぐんだ。
人間は生まれ変わらねばならねぇ。生まれかわらねぇ人間はみんな赤ん坊だ。」
という感じで予習していった。
写真などで見たときはお祭りの時はのぼりが出ているようだが、この時はなかった。
多分お祭りの終わり間際にいったのが原因かも。
イタコの口寄せは、こんな感じで簡易テントの中にイタコがいる形式。
通常はかなり並ぶと聞いていたがこの時は一組だけ先に待っている程度だった。
自分で体験したみることに、呼んでもらおうと思ったのは父方のおばあさん。実はあったことはありません。
呼ぶにあたっていくつか条件が与えられ、親族であるか、かなり親しい人でないと駄目と先に言われる。
その他、名前はもちろん続柄、命日などが必要ということをこの時に知ったのだった……準備してなかったんだけど、結果的に呼んでくれました。
どんなふうに呼ぶんだろう……と見ていると、まず最初にじゃりじゃりとすごく大きい数珠でリズムをとり歌う。
ちょっとだけ冒頭はこんな感じ。
その歌のリズムのまま会話というか一方的に呼ばれた事に感謝される感じでいろいろ話を聞いておしまい。会話のキャッチボールはなかったかな。
何かでみたんだけど、呼ぶこと自体が本当かどうかは関係なくこれはカウンセリングの要素があるということ。
なんとなく自分も体験して分かりました。この会話はなんだかわからんけどちょっと救われるような感じなのかな、と思った。
お祭りの時は風車の数が以前来た時と違い、たくさんあった。
なぜか前回とり忘れた本堂を今回は撮っておく。
この日は雲って雨が降り出す直前の写真でちょっと幻想的な暗さがあって良かった。
おしまい
はじめまして。私は、NHK BSプレミアムの「新日本風土記」という番組のポスターを制作している者です。
現在、10月5日放送予定の[下北半島]のポスター等の制作を進めています。つきましてはブログで拝見しました恐山の写真のかざぐるま部分をポスターのビジュアルの一部としてお借り出来ないかと思い、連絡させていただいた次第です。このポスターのシリーズは、番組のPRを越え、公共の地域貢献をも目指しています。志として、日本の風土の再発見につながればと考えています。今回の[下北半島]で130作目となります。主旨をご理解いただいたうえで、ご協力いただけましたら幸甚に存じます。メールアドレスまで一度ご連絡いただけますでしょうか。どうぞよろしくお願い申し上げます。